納品要件から制作方式を決める
ゲームにはシステム説明、台詞、クエスト、宣伝文が混在し、用語、文脈、感情表現に求められるものが異なります。対象言語、用途、参考資料、品質要件を明確にしてからサンプルを比較します。繰り返しが多い文章でも簡単とは限りません。短いボタンは文脈が不足し、ひと言の台詞が人物関係を示すこともあります。
| 方式 | 検討したい場面 | 確認すること |
|---|---|---|
| 人による翻訳 | 創作、口調、文脈に踏み込んだ人の判断が必要な内容 | 担当者、レビュー範囲、納品要件 |
| AIPE | 編集の手間を含めても効率化できると試訳で確認できた内容 | ネイティブ翻訳者による編集と QA の範囲 |
| 混合工程 | モジュールごとに要求が異なる | 分担と共通の言語ルール |
AIPE と MTPE は編集範囲を確認する
本稿の AIPE は AI 翻訳後に人が編集する方式です。PerfectLoc では対象言語のネイティブ翻訳者がすべての AIPE 訳文を編集し、最終品質を確認します。MTPE は一般に機械翻訳後の人による編集を指し、実際のツールと運用により両者は重なります。略称だけで判断せず、編集の対象、原文照合、用語ルール、納品基準を確認しましょう。
サンプルから制作方式を決める
内容と品質を定義
言語、用途、品質基準、公開時期を確認します。
代表的な資料を選ぶ
システム、台詞、文脈依存の文章と参考資料を揃えます。
品質と総工数を確認
同じ基準で評価し、編集、問い合わせ、再確認を記録します。
モジュールごとに合意
制作方式と人が対応する範囲を決め、変更時に再評価します。
代表的なサンプルで分担を検証する
通常の文章に加え、文脈依存の強い箇所や創作表現を含めます。同じ用語と品質基準で評価し、翻訳、編集、問い合わせ、再確認の工数を記録します。大幅な書き直しが続く場合は資料を補うか、人による処理を調整します。モジュールごとに方式を分けることも可能です。内容や翻訳方向が変わったら再評価します。